戒め 

悪とは、そこに、あるものを無くす行為だ。命を消すこと。

殺す。盗む。嘘をつく。女を犯す。酒をのんで、酔っぱらう。などの例をあげると理解できる。

 

 神道には、悪の定義がない。悪は、力が強いことで、善悪の意味はない。

 悪にあたる言葉は、神道にはないので、仏教から悪の概念を取り入れることになった。

 

 

 すなわち「諸悪莫作(しょあくまくさ) 衆善奉行(しゅぜんぶぎょう) 自浄其意(じじょうごい) 是諸仏教(ぜしょぶっきょう)」だ。 対応するパーリ文の『ダンマパダ』では、「あらゆる悪を為さず、善を保ち、自分の心を清めること、これが諸仏の教えである」

 これをそのまま神道の倫理として使っている。