大江健三郎、チェンジング以降を賞賛する

まぎれもなく現代の小説家の頂点は大江健三郎だ。
筒井康隆蓮実重彦は断言する。
「奇妙な仕事」『個人的な体験』そして『万延元年のフットボール
それ以降も手書きで小説を書き続ける稀有な作家だ。

 ワープロでは言葉で何でもでき、ショットの魅力が
できない。ショットとは、シーンを形成する写真のつながり
手塚治の漫画は天才的にショットがうまい。それがアニメには、生きない。
鼻がカギの形だから、蓮実でさえ見ない。
カメラでとってないので、ショットにはならない。
宮崎は、アニメでいいショットをつくりだす、ただ実写化したものを
見たいとは思えない。実写版『となりのトトロ』をやったら、
異色の怪獣映画にはなる。うすきみのわるいものが、無言で登場し、爆発、炎上し崩壊する猫バスを登場させて庵野秀明が特撮化した映画を考えて見ればよろしい。


黒沢は絵はいいが、ショットが下手。『笑犬楼VS偽伯爵』読み飛ばして、ブックオフの棚に移動した。