苦悩の源泉

石田徹也 新日曜美術館
石田の絵はすばらしい。便器、机、バケツ、遊園地の飛行機、ありとあらゆる物に囲まれ
縛られた現代人の無表情で悲しい姿を絵の中に閉じ込めている。

意識的に辛いものと向き合ってきた人の顔
石田徹也遺作集


十数冊の大学ノートに書き綴られた、創作のアイデア

踏み切り事故にあったときに、財布の中にたった一枚だけ、残されていた100ドル札。

なんと伝説を残す人だろう。

必ず、夢日記をつけて、創作に活かしていた。

寡黙な男で過酷な工事現場、箱詰め作業など肉体労働での辛さや理不尽さを、表現の糧とした。>