cinema

Breakfast at Tiffany's

黒沢清『叫(さけび)』

出演 役所広司、小西真奈美 、葉月里緒菜 、伊原剛志、オダギリジョー 、加瀬亮 ネタバレありにしようと思ったけど、やはりサスペンスはネタが分かると映画館に足を運ぶ意欲が 半減するので、それは映画を見てのお楽しみ。 前作『LOFT』では、ミイラの呪いが…

それでもボクはやってない

2時間25分 シリアスな映画です。 お父さんはやってない作者: 矢田部孝司+あつ子出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2006/12/05メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (27件) を見る ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録 (新潮文庫)作者: …

2006年が暮れていく

PLUTO 浦沢直樹 PLUTO 4 [別冊冊子付き豪華版]―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (ビッグコミックススペシャル)作者: 浦沢直樹,手塚治虫出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/12メディア: コミック購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (57件) …

それでもボクはやってない

ミラーマン植草一秀容疑者の初公判がまた話題になっています。 反小泉の経済批評をしていた植草被告、この事件の真偽のほどが注目されます。 ただ飲酒の上、女子高生に話しかけたという事実があるわけだから、スキがあったことは疑えません。 痴漢というのは…

硫黄島からの手紙

アカデミー賞ノミネート俳優である渡辺謙(『ラストサムライ』『SAYURI』『バットマン・ビギンズ』)が演じるのは栗林忠道中将。アメリカで教育を受けた栗林は、米軍による硫黄島総攻撃に対し日本軍を率いて果敢に挑んでいく。このすさまじい戦いの先にあるの…

ミリオンダラー・ベイビー

どういうわけか、見るチャンスに恵まれなかったこの映画、テレビ東京で放映になっているので やはり見ています。 最初のエピソードが、いい。 頬の傷口が開いてしまったボクサーにパンチをもらって、傷をふさいでもらい、闘えとアドバイスする。 ボクシング…

日本でもっともオスカーに近い女優

みなさんこんにちわ。 ブラッド・ピットと役所広司などと映画『バベル』共演している 寓話に満ちた宗教画のようでもあり、9/11後の世界を反映させた現代絵画のようでもある。モロッコ、米国、メキシコ、日本の4カ国を舞台に、人間と世界の現在を峻烈に見つめ…

北国シネマで逢いましょう

bunkamura タンゴ・冬の終わりに 久しぶりの再演。1986年にパルコ劇場で観劇した平幹二郎、名取裕子の名演が懐かしいですね。 もう20年も以前になります。その当時はカウンセリングや精神障害のこともあまり知らず 主人公の狂気は、統合失調症なのか、人格障…

パプリカ//わかりやすい狂気

アニメ、パプリカに登場する夢は、非常につじつまがあってわかりやすい。夢と筒井康隆という組み合わせにひかれて 初日に映画館に駆けつけました。仕事の都合で舞台挨拶が見れなかったのが残念ですが 今回は東京映画祭に続いて二度目の鑑賞だったのですが、…

カポーティは同性愛者

麦畑のミドルショットから始まります。次ぎに引きのカット。 www.youtube.com アメリカのカンサスの郊外の風景が美しい。地味な内容ですが、最後まで飽きさせません。恵比寿ガーデンシネマ。銀座シャンテシネ。観客は女性が多いですね。カポーティの『ティフ…

タンゴ・冬の終わりに

堤真一・常磐貴子 シアターコクーン 10年ぶりの再演。 平幹二郎と名取裕子の演じた、狂気におちいった俳優を描く、お芝居。幕が上がると、舞台の上には映画館の観客席のセットがつくられています。 以前にパルコ劇場で一番前で見たときは、半ズボン姿に捕虫…

中谷美紀loft#1

予告編の雰囲気は傑作『キュアー』と『回路』に似ていますね。 明日からテアトル新宿で公開 開催日:9/9(土) 開催時間:11:10の回上映終了後 13:45の回上映前 予定ゲスト:黒沢清監督/中谷美紀さん/鈴木砂羽さん/大杉漣さん/安達祐実さん/名取香りさん htt…

ラテンアメリカ映画祭

スペイン・ラテンアメリカ映画祭 ペドロ・アルモドバルやビクトル・エリセだけが、スペイン語圏(スパニッシュ・ムービー)の監督ではない。 あまり、中南米の映画が上映されることは、ないのですが。 傑作ぞろいです。 渋谷アミューズCQN http://www.cineamus…

明日の記憶

本当は『ゆれる』を見に行ったのですが、満席なので、代わりにみたのが『明日の記憶』です。 TV番組と同じような、出演者のクローズアップの多いつくり。映画の表現として特筆すべき点はないのですが、ただ、クライマックスで、主人公の渡辺謙が、大滝秀治の…

『花よりもなほ』

キムキム兄やんは、ほとんど褌だけで尻まるだしで、奮闘していましたね。 評判のよい「花より」を丸の内ピカデリーで見てきました。 現在、新宿ピカデリーが改築中のため久々に銀座まで足をのばしました。 この映画は、赤穂浪士の仇討ちの異聞(裏話)を描いた…

家の鍵 父親の号泣

地味で、真面目な映画ですね。 15年も会わなかった父子の再開と和解を描くイタリア映画。 ネオ・リアリズム(リアリズモ)の系譜を引く作品。 映画の最後のシーンを息子と一緒に見て、私は泣きました。この映画のなかで、私がいちばん好きな場面です。 自分で…

クラッシュして、抱きしめて

以前から見たいと思ったクラッシュをやっと見ました。青山ブックセンターのトークショウ でも、アメリカ映画の中で人種差別に誰が描かれるかが話題になってましたね。 ハリウッド映画で描きやすいもの理解されやすいテーマというのが確かにあります。 映画の…

映画のなかのアメリカ

青山ブックセンターで国際政治学者、藤原帰一さんとTBS報道局長 金平茂紀さんのトークショウ、観覧。 ハリウッド製ブロックバスターを対象としつつアメリカ社会のエートスを掬い上げる、という手法は、なんというか醇乎たる政治的読解であるわけだが、一部の…

デュエリスト

jnude カン・ドンウォン いい男ですねぇ。 インタビュー 言葉を交わさなくても、ひかれあってしまう男と女がいる心のなかの言葉を 眼差しに込めたかった「目がきれいですね」 撮影中にカメラマンがそう水を向けると、端正な顔がはにかんだ。186センチの長身…

エドワード・サイード

SIGLO『エドワード・サイード OUT OF PLACE 〜Memories of Edward Said〜』日本映画 佐藤真監督 佐藤真の映画は『阿賀に生きる』と『まひるの星』を見たことがあります。 大江健三郎を最近はオーケンというんですね。大槻ケンジかとおもった。ノーヴェル賞受…

これから見る映画

クラッシュ ブロークバック・マウンテン アワミュージック アメリカ家族のいる風景 見に行ったら、レビューを書く予定です。

ラストデイズ #2

マイケル・ピットのしぐさは、カート・コバーンそっくり。監督の インタビューの記事はここで読めます。朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか? 春休みなのか、シネマライズ渋谷は満員。全席指定なので危うく次の回に回されそうになりました。 …

ラストデイズ #1

現代のアメリカを代表する監督といえば ガス・ヴァン・サント92年に自殺した、ニルヴァーナのカート・コバーンにインスパイアされた映画。 映画『ラストデイズ』は、マイケル・ピット演じる1人のミュージシャンが謎の自殺を遂げるまでの最期の2日間を描いた…

ホテル・ルワンダ

「私たちは、決して過ちをくりかえしません。」ドイツのアウシュビッツの式典があったそのときに、映画の原作者は、スーダンのダルフールで虐殺が行われていることを知りました。 過ちは何度も繰り返されます。 本当に人間ってやつはしょうがないですね。 パ…

ミュンヘンのレビュー

音楽は、公式サイトの予告編ロングバージョンでさわりを聞けます。 ● はてな以外のサイトはここで、チェックできます。 本文 「ミュンヘン」 を検索 - はてなブックマーク ミュンヘンへの言及で、面白かったものを以下にまとめておきます。 簡単にコメントを…

バナ、映画を語る

朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか? Bing 暴力の連鎖は解決にならない。それと自分の居場所、精神的に 帰る場所があることの大切さだ ミンュヘンの主演、エリック・バナが伝えたいメッセージは この二つです。居場所というのは、homeのこと…

ミュンヘンの悪夢

モサドの工作員(テロリスト)のキャラクターが立っている。 完成度の高い映画。かなり凄惨な場面があることは確か。 スピルバーグのスプラッタ趣味が爆発です。(ホラー映画は、不気味なシーンで笑う、スピルバーグは笑いが凍りつく) プライべート・ライアン(…

親切なクムジャさん

親切なクムジャさん SYMPATHY FOR LADY VENGEANCE (角川ホラー文庫)作者: 大石圭出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/10/25メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (21件) を見る イ・ヨンエさんの顔が美しい! 文楽の娘の首を連想するのは、き…

ゴムデッポウ

http://www.shinchosha.co.jp/gomudeppou/ 日時: 2005年12月27日(火) 開場18:30 開演19:00 会場: 草月ホール(東京・赤坂) 内容: ご挨拶/宮本信子 第一部;『ゴムデッポウ』特別上映 第二部;『ゴムデッポウ』時代の伊丹十三について 対談/村松友…