日韓関係改善への努力

1月11日(木)放送予定
日韓 新たな息吹(いぶき)わだかまりを無くせるか

日韓両政府が協力し"未来志向の関係"構築を目指す新たな取り組みが始まっている。12月、かつて日本の軍人・軍属として戦地に赴いた韓国人の遺族による戦後初の戦地巡礼が行われた。両国政府が費用を負担し、フィリピンやパラオなど訪れ肉親の霊を弔う。また日本で亡くなった朝鮮半島出身者の遺骨を返還する事業も始まった。去年、韓国政府は42年前の日韓基本条約に基づき、日本への徴用者などへ補償金を払う法律を制定する予定だったが、補償の対象者や金額などを巡り議論が白熱している。戦後62年目となる2007年、日韓の関係改善に向けた取り組みとその課題に迫る。
(NO.2349)

スタジオゲスト : 小此木政夫さん
    (慶應義塾大学教授)

国家間の交渉が停滞したことによって、個人のレベルで、戦没者の交流や、補償金認定に対しての遺族の活動が紹介されていた。具体的に過去を清算する方向に動きだしたのは、有意義なことだ。