三寂の歌

寂しさは 背広の紺に 降り注ぐ  
この世の果ての 秋の夕暮れ

しみるなぁ 弥陀の光や こころなき
カメラの目にも 秋の夕暮れ

自撮りする 指先浄め
 コンビニの
入れ戸の裏の 秋の夕暮れ

じゃくれん さいぎょう てーか
歌のこころを ともとして
眺めせしまに 秋暮れにけり