弱いサムライ
宮本恒靖はフィジカルは強くない。しかし頭脳プレーで
ジーコジャパンを一つにまとめあげます。
宮本めがけて、突進してきた相手に、彼は撥ね飛ばされてしまいます。
なんとも頼りない。
ブラジル戦にでないので、正直言ってホッとしてます。
そして、本人もこのことはよく知っているようです。
まるでこれは、『花よりもなほ』の岡田准一と同じキャラ
みたいです。
剣の弱いサムライは、戦士としては致命的です。
しかし、彼は日本のサッカーになくてはならない人物です。
自分の力を知って、なお戦う戦士は潔くてかっこいい。
日本がパワープレイのチームになったら、面白くないじゃないですか。
日本の柔道が、技より力になってしまったように。
技と力、この二つを兼ね備えたとき、日本のサッカーは本当につよくなるでしょう。
ギャプテン宮本恒靖のビジネスモデルだってあります。
体力よりも、頭で勝負するスポーツマン。
ファション雑誌の表紙を飾るのはいつもこの人。
それだけ、人気があるんです。
「負けても勝っている」この言葉は宮本のためにあるようなものですね。