赤ちゃん成長の不思議

NHK 9:00
この番組で、乳児にビデオを見せて、中国語の学習をさせたけれども、ほとんど言葉の違いを認識しなかったこと。
それに比べて、実際の中国人の先生が中国語で話しかけると、いろいろな言葉に明らかに反応している様子が見て取れたことです。
語学学習においては、対人学習の方がはるかに、効果的だということがそれから、類推されます。

「私たちの一生で、もっとも脳の潜在能力が高いのは、いつの頃か?」―――この問いに最新科学が明らかにした答えは驚くべきものだ。じつは生後8か月頃から1歳前後だというのだ。脳のなかで神経細胞同士の情報伝達を担うシナプスはその時期ピークに達したのち、早くも減少に転じてしまうのである。生まれた直後の赤ちゃんの知覚能力がきわめて高いこともはっきりしてきた。たとえば、赤ちゃんは世界中の言語の微妙な発音の違いも区別できる。つまり私たちは、いったんできたことが成長とともにできなくなるという不思議な道のりをたどっているのである。いったい、なぜそんな遠回りと思える道のりがあるのか?

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