ホームレスチルドレン

にっぽんの現場 ニート 青少年の労働問題

にっぽんの現場 「居場所はどこに」
12月26日(火) NHK総合 22:00〜22:45
▽密着若者の集いの場▽学校と家庭の間
にっぽんの現場▽日本各地のさまざまな”現場”を取材する2回目。家に帰らず街をさまよう少年少女”ホームレスチルドレン”の心に迫る。東京のベッドタウンにあるコミュニティーセンターには、夕方になると携帯電話とコンビニ弁当を手に若者たちが集まってくる。彼らの家庭の多くは核家族で両親が共働き。育児放棄や虐待の被害に遭った子供もいる。コミュニティーセンターが閉館すると彼らは夜の街に散り、さまよい続けるという。彼らのたまり場になっているコミュニティーセンターを定点取材し、10代の若者たちの相談相手となっている”元ホームレスチルドレン”の日常から、彼らの家庭環境を探る。

ホームレスではない

"ホームレスチルドレン"の名称にとまどいを覚える。ストリートチルドレンを連想させるけれど、やはりホームレスというわけではない。
名づけることによって、問題のはっきりするが、この名称は疑問。

ホームレスの問題が、曖昧になるから。

子どもと若者の居場所

子どもと若者の居場所

"徘徊児童"や"夜回り少女"とでも名づける方が、まだいいのではないのか。

家族のつながりを考えさせられる番組。

現代の若衆宿

番組中 コミセンが夕食サーヴィスをやっているのは、すごいどうやって予算を獲得したのだろうか。

離婚。人リ親の家庭。共働きの親。

「暖房が効き、テレビも完備の個室に兄弟も両親も閉じこもる、そんな家より、寒い友だちがいる外の方がいい」番組に登場した女子高校生の言葉

これは、しごく当たり前である。

問題なのは深夜徘徊

地域に子供が出て、仲間をつくって群れるのは、社会化されるプロセスとして、必要だが、その行動時間がずれている。

深夜徘徊を普通なことと子供が認識してしまうのは、生活時間のサイクルが全般的に後退しているからだろう。

1950年代から60年代の核家族の中で、主婦、奥さんという言葉が大衆化して、子育ては家庭の中で行なわれるものという意識が定着した。

だが、それ以前は、若衆宿などが青少年の教育場所として機能し、主婦は子育てに専念するという習慣はなかった。

家族の形態が、マーケットの単位でしかありえない現在、地域のコミュニティセンターを居場所として活用するような方策も意味があるのかもしれない。

月並みな意見だが、親が、もっと自分の子供と話し合うことで、ずいぶんと寂しい家庭の問題が解決されるのではないか。

この番組は子供たちの生の声が聞けて非常によかった。
内容は少々衝撃的ではあったが・・・

家で両親がケンカばかりするとか。
共働きで家に誰もいない、ご飯もないとか。
それでコミュニティセンターに集まったり夜の街を徘徊してる子供達がゴロゴロいるらしい。
近くの西東京市で居場所がない子供がこんなにいるとは思わなかった。