植草被告実刑判決

「被告を懲役4月に処する」。16日、東京地裁で実刑判決が言い渡されると、植草一秀被告はうなずき、裁判長に軽く頭を下げた。かつてレビなどで活躍した人気エコノミストのさっそうとした姿はなく、硬い表情のまま判決を聴いた。

 「天に誓って」と無罪を訴え、電車内の再現DVDまで製作して「真犯人」の存在を強調した。「一点のうそもなく対応してきた」と訴えたが、判決は主張をことごとく退けた。「性的欲求の赴くまま女性の人格を無視する甚だしい身勝手な犯行」「不合理な弁解で、反省は全くない。女性の精神的苦痛を増大させた」。神坂裁判長は、猛省をうながす言葉を次々と投げかけた。

 前回の事件後の05年4月には「法廷外で冤罪(えんざい)を晴らす」とコメント。1年後に名古屋商科大大学院の客員教授として社会復帰を果たしながら、今回の事件で逮捕され、再起の道を自ら閉ざした。

 判決後、植草被告はいったん収監され「無罪の場合本人が出席する」と決めていた会見は実現しなかった。

 植草被告は弁護人を通じて「不当判決に強い憤りを感じる。どのような判決が下されようと私は無実です。『真実は必ず勝利する』の言葉を胸に刻み、無実を明らかにするために闘い抜く覚悟です」などとコメントを出した。

 やはり、お酒を飲んで、女子高校生に絡むのは、スキがあったということですね。実刑に服して刑務所で謹慎、頭を冷やすということになりますか。