東京日仏学院

日仏学院にて、今夕7:00から。ネットでの中継もあるようだけど、私は会場に行きます。
なぜ、フランス人は日本のアニメやオタク文化に強い感心を持つのか、フランス人も動物化しているのでしょうか?日曜日は、デパートを開いてはいけない法律を持つフランス。コンビニやネットはフランスとは最も馴染まないもののように思います。
 日本の国家産業として、美術大学でアニメーターを養成するようになった今日。村上隆が、巨額をかけてアニメを制作したり。宮崎駿のアニメはヨーロッパではヒットします。
 いつたいフランスのインテリは何に興味があって『動物化するポストモダン』を翻訳するのか、興味がありますね。
 
 パリと東京をつないだインターネット回線による、会議。
 ポストモダン世代とは、大きな物語がなくなったあとに、いかにして個性化、主体を作り上げるかという問題なのですが。

 この問題設定が、近代的すぎるのです。
民主的な話し合いによって、みんなが納得するような社会であるヨーロッパには、日本は成りようがない。
 日本の社会は、アメリカ的な消費社会の日本風な展開でしかない。
 オタク的なものに、近代の主体に変わるもの出現を見ているが、それは個人というよりは
無名であり、主体のを欠いて自分勝手に成長していく経済性を持たないもの。

 フランスでも、オタク第一世代が登場し、社会的に興味を持たず、漫画やネットにはまりこむ10代が登場して、近代に変わるものが登場しなくなっているということで、
 話は、次の機会に発展していきました。

東さんの社会分析(オタク文化研究)のエッセンスをわかりやすく、フランス人に解説する入門や総論のような会で、けっこう楽しめましたよ。