仮面ライダーベルト
この張り紙の母親のつぶやきは、面白いですね。内容を素直に読めば、親心の話だけど。子供のベルトをつくる行為のなかに、変身ベルトが欲しいというメッセージがあったことを、親は知った。
親が子供にベルトを買い与えて、子供の欲望が満たされたとき、ベルトへの渇望が消えて、子供はモノづくりをやめた。
人間が、creativeになるには、欲望と欠乏がいる。母親は、子供の創造性の芽をつんだのが、ちょぴり淋しかった。
欲しいものが、周りにある飽和状態では、創造性が発揮されないどころか、飢餓感、それどころか無気力、power がそがれてしまう。
「必要は創造の母」ということじゃなく、体験まで売り物になって消費される社会が鬱に親和性が高いことを表す、つぶやきだと思います。