行き場のない母親たち

多文化フリースクールを主宰している王さんの記事が
また朝日に載ってますね。
http://www.tabunka.jp/tokyo/

日本に住んでいる外国人の母子の教育問題は切実です。

滋賀県の幼児殺害事件以降、この問題がにわかに脚光を浴びています。

今回の加害者女性の夫は仲介業者を介して中国で、この女性に出会ったという。来日早々の長浜市での新婚生活は舅・姑との同居で開始されたが、間もなく嫁・姑問題が始まって、市内のアパートに引っ越し、そこで娘を出産した。もともと大学教育も受けたエリート意識の高い女性だったそうで、それなりの野心や自信があるから来日後の生活に挫折を感じることも多かったらしい。出産直後から精神的に不安定になったようで、03年から長浜市内の病院に通院したり入院したりしていた。

やはり地域でサポートする体制がととのっていたら、こんな不幸な事件は起こらなかったと思います。

いろいろなところで、行政と民間と住民が手を合わせて、取り組む活動がようやく始まったところです。

わたしが関わっている新宿日本語ポランティアネットでも、
母と子の日本語教室という活動で、外国人女性の子育て支援を行っています。

外国人のための親と子の日本語教室

日本語がわからない親子に、ていねいに日本語を教えます。乳幼児連れも歓迎します


精神的な疾患にまで至らなくても

子供はどんどん日本語を話せるようになるのに、母親だけが仕事が忙しかったり、家事に専念したりで
家の中に取り残され、ひきもこりになってしまうような例は沢山あります。

少子化によって、これからの労働力はアジアから働きに来た、勤労意欲の高い人たちに担われていくに
違いありません。

そうした人を受け入れる街づくりをすることで、日本人にとっても住みよい町ができると私は考えているのですが

いかがなものでしょうか?