『ウェブ進化論』雑感#4 余祿

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この本により、やっとオープンソースgoogleの真価に一般社会も注目するようになった。

こう考えるとこの本の功績はすごく大きいですね。

専門家だけでなく、一般の人々が自分たちの使いやすいネットをもとめて、共同でウェブの世界をつくるとしたら、リアル世界がどう変わっていくかは、まだ未知数ですし、

リアル世界を変えることを目的として、ITを活用することのぜひについては、ウェブだけでなく、住基ネットウィニーの問題も含めて考えるべきですね。

仕組みが見えないところで、いつのまにか考え方や生活がコントロールされている環境管理型の権力による支配はすでに始まってます。

中国政府が、googleの検索機能について制限することを求め、googleがそれに応じた事件は、その一端を示めていますね。

私もかなり能天気なタイプですから、そこは実は楽天的に考えてます。

だれでも、ブログ上でオープンな議論ができる空気がうまれれば、マス・コラボレーションはもっと円滑にすすむと思います。

2月10日に発売されたとたん、売り切れ書店が続出した。若い読者が10冊、15冊とまとめ買いしたためらしい。すでに26万2000部に達し、さらに伸びている。

 「若者は、ネット世界にわくわくする気持ちを、なぜ親や上司がわかってくれないんだという閉塞(へいそく)感を持っている。他方、変革を実感できない旧世代がいて、両者は断絶している。こんなふうに説明すれば、この溝が埋められるかな、と思って書き始めた。5年間考えてきたことを盛り込んで決してやさしい本ではないし、こんなに売れるとは想像していなかった」

 ネットの「あちら側」で起こっていることを、リアルな世界である「こちら側」の枠で理解しようとするのは無理なのだ、と本書は説く。


この10冊かったひとがもしブログを持っているなら

ぜひ感想を読んで、話し合ってみたいですね。

この本を読むことで、ネットについての若者と旧世代の溝はうまったのか?

この本をネタにして、企業の管理職と若手の社員が話し合って、なにを共有したのか?

そんなブログがあるとしたら、

コメント欄を使って

日本でも

ブログによるオープンコミュニケーションができると思います。

こう考えてみると、結局どこのsiteにコメントするかが、問題なんですよね。

ヒットが少ないところに書いても、誰の目にもとまらないわけですから。


あと、ブログによってブログを論ずるのは、まわりくどいということもあります。

でもめげずに

だれか、このコメント欄でまわりくどい議論してみませんか。

このsiteまだ、あまり知られていないけれども

将来の有望株ですよ。