音声ガイドでレオナール フジタ
いよいよ東京国立近代美術館での藤田嗣治展もあと一ヶ月を残すだけになりました。
ゴールデンウィークはいままで以上に混み合うでしょうね。
お早めの観覧を!!
会場はすごい賑わいです。やはり本物の芸術に対する渇望ははげしいですね。
TVや画集でみるより、はるかに落ち着いた感じがします。
いままでも慣れ親しんできた絵もありますが、あらためて見ると、いろいろと発見がありますね。
はじめて音声ガイドプログラムを借りてみました。
いままでは絵は自分の感性でみれば充分という信念をもっていたのですが
音声ガイドは、絵の面白さが分からない、なんでも頭で考える感性の乏しい人たちの使うものという偏見や軽蔑をもっていたのですが
今回ばかりは撤回します。
もう金輪際、使わないと思うけど。
さて、作品の背景が分かると面白さが倍増します。
音声ガイドの付いている作品のリストです。
- 自画像
- 誕生 於巴里
- 巴里城門
- パリ風景
- 横たわる裸婦
- タピスリーの裸婦
- 五人の裸婦
- ライオンのいる構図
- エレーヌ・フランクの肖像
- 町芸人
- ボリビアの農夫
- Y婦人の肖像
- 猫
- 銀座コロンバン壁画
- 自画像
- 神兵の救出到る
- サイパン島同胞臣節を全うす
- ラ・フォンテーヌ
- 連作<小さな職人たち>
- アージュ・メカニック
- すぐ戻ります<蚤の市>
- カフェにて
- 黙示録
- キリスト降下
以上の絵には音声ガイドプログラムがついています。
この絵の前では、特に混雑が激しくなります。
だからガイドは嫌いなんだ!!
特におおすめ、13番の猫
国立近代美術館の所蔵している藤田の代表作
この絵が、戦争中に書かれたことを知れば
彼が人間の闘争本能にどのような眼差しを
そそいでいたかが分かります。
戦争記録画も圧巻です。
何度見ても、いい絵はいいですね。
さて猫の絵は、近代美術館に行けばいつでも会えます。