明晰な夢見手

夢の劇場―明晰夢の世界

夢の劇場―明晰夢の世界


明晰夢について、インドや極東のシャーマニズム(チベット仏教)の思想や実践法を導入して、まとめあげた分厚いエッセイ。夢は夢使いがつくりだす幻影なのか。アンソロジーとして面白い一冊。こころの深層にあるものが、一つは夢として、もう一つは建築として実体化され、世界を作るのかもしれません。写真は京都駅の吹き抜けの空間を3階のカフェから写したもの。悟りの境地は、しばしば蓮の花で表現されます、意図せずして寺の多い町のシンボルとして蓮の花のオブジェが建築の中に表現されることもあるのです。
下の写真では、白いタンクが人間界に開いた巨大なハスの形に見える。
f:id:tade:20061017170002j:image