ハイパーグラフィア

その観点から、今年度アカデミー賞作品賞の人種差別・偏見を扱っている映画『クラッシュ』を見ると、今のハリウッドが扱いうる人種差別表現でかつスパイク・リー監督のように先鋭化したものとは扱われない境界線をよく示しているとのことです。映画の中で、政治家・アジア系移民*1・犯罪を犯す(スパイク・リー的世界の)黒人青年たちはあまり細かな内面が書き込まれておらず、白人社会でポジションを得ているが差別を甘受せざるを得ない黒人プロデューサー夫婦や貧乏な白人で差別主義者の警官や政治家の妻(=女性)は詳細に内面が描かれているという区別にハリウッド映画が描きにくいものが現れているのではないかとのことです。だから対抗馬と言われていた同性愛(の直接的な描写)を扱った『ブロークバック・マウンテン』はアカデミー賞をとれなかったのもそれなりに頷けると。

さみしい人間が書く

 かなりごぶさたしてしまいました。退院後はほとんど自宅にいて、元来ハイパーグラフィア的な傾向(「問題」)があるわたしは、blogの更新を頻繁にしていました。

この人の書く、典型的な大学の先生のシニカルな文章は面白い。
この人に習う学生さんも気の毒だなぁ。

http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001238.html