地球データマップ

イメージ画像がなかなか、よくできているので、引用させていただきまます。
Ambient Collection


番組の方では、人々がkikiさんの周囲を通り抜けていくのですが。これは隠し撮りですね。エキストラではない。

ここに引用したのは群衆の中で、フォーカスがあたっている文化系女子のkikiさんの写真(右上)


地球で生きている、多くの生き物たちの、その一つにすぎない私の

その危うい感じが良く出ていますね。

背景の人たちが、消えて、溶けていくようで不気味です。

今日のBGMは、あら懐かしいアート・オブ・ノイズ


4月13日(木)から毎週木曜・教育・前11・30〜11・50


番組では、ナビゲーターのKIKIが日常生活の中で抱く疑問から出発。統計データを地図化した「データマップ」や世界各地の取材VTRを手がかりにして、普段の暮らしで実感しにくいさまざまな地球的課題の現状とその背景にある世界のしくみを探っていき、どうすれば「持続可能で平和な社会」を実現できるのかを考えていく。15本シリーズ。

http://www.nhk.or.jp/datamap/ja/frame.html

地球温暖化が 今日のテーマです。

100万人のキャンドルナイトの一場面が登場します。

お寺の明かりが消え、東京タワーだけが、ライトアップされる中に

女優の中嶋朋子さん登場。

これも、まったくNHKらしくないテレビ番組です。

さて録画した番組を見て私の疑問を率直に記しましょう。
現在は教職を離れていますが、

そこは元教師

やはり良い授業をすることに対しては貪欲な興味があるんです。

生態学と社会問題、そして心の世界まで広く、データーを網羅しています。
中高どころか、放送大学のプログラムで充分通用する内容です。

これを教材で使う先生方はよほど、勉強が必要ですね。

うまく使えば、入試の小論文の研究にもつかえる、応用範囲の広いものです。
プリントアウトしたデータを生徒に配布する準備も必要ですね。

せっかくすぐれた番組を放送しても、いったい、いつ誰がどんな授業に使うのかという視聴者側の問題があります。

かなり、論理的な思考能力の高い生徒でなければ、リアルな映像に脊椎反射して、データとの結びつきがよくわからなくなってしまうことは確かです。

どっかのモデル校で、これを教材に使って授業研究ができれば、可能性は広がるでしょう。

私が、中高一貫校になったある進学校に勤めていたころは、ほとんどの授業が試験問題解き方の指導を中心にしていたのです。

校則が厳しい、総合の時間にボランティア活動をするような学校では、

こういった番組を見せっぱなしにして、自分でレポートを書きなさいというような形になるのかもしれません。

あるいは、東京以外の学校で、ある程度優秀で、いろいろ教材が手に入りにくいような状況では有効だと思います。

私学ではやはり、使われないのではないでしょうか。


あとどんな映像よりも、実際の体験が大切なのです。奥多摩に出向いて、源流の水を飲んでみるとか

実際に電気を消して、キャンドルナイトをやってみるとかね。

テレビでキャンドルナイトはみるけど、別の世界の話になってしまうと

せっかくの番組の意図は台無しです。

結局は実体験の乏しい部分を映像やデータで把握する、

データベース化する社会を象徴するような番組なのではないでしょうか。

一見親しみがわくようなモデルさんをつかっていますが、番組の内容よりも

男子生徒は萌えにむかっていくのです。

kikiさんのような萌えキャラ・ナビゲーターが、欲望をドライブさせるといったら
いいでしょうか。

あなたが、男子高校生だったら

この番組を教師に教え、教師に見せてくれと依頼するという戦略もありです。

もちろんそれは、退屈な授業からの逃走を意図するために。