夢見の方法を比較した心理療法の本

心理療法とシャーマニズム

心理療法とシャーマニズム


 睡眠中に見る夢と積極的に関わろうとする試みが、シャーマニズムの中にはよく見られる。
夢は精霊からのメッセージなので、それをしっかりキャッチすることは、シャーマンになるには必須の力だからだ。
上記の本では、マライのセノイ族とアフリカのカメルーンの精霊ギンナージ、チベット仏教の夢見の修行が比較して
述べられている。
 作者の井上亮は、すでに亡くなった心理療法家、河合隼雄ではなく、精神科医の加藤清のお弟子さん。
心理療法とシャーマニズムをつなげる仕事は、主に80年代から90年代半ばに行なわれている。
 脳科学が、追求しても証明できない自然と意識の関わりを解読する鍵はシャーマニズムにあるのかもしれません。

http://d.hatena.ne.jp/suganokei/20080127/1201414676#c

明晰夢、英語でいうとlucid dreaming 、夢の中で夢であることに気づいている、

そういう状態のこと。

カスタネダの本で、そういうことができると知って、その晩ためしにやってみたら、

一時間半おきくらいに起きながら、ってことは rem 睡眠のたびだったんだろう、

何回目かで、夢の中で自分の右手を上げて意識的に見ることができた。

(カスタネダの本では、手を上げて見ろって指示があるんです)
−suganokei もう一つの世界−からの引用

 睡眠中に、これは夢だなと思ったとき、夢の世界で遊んでみると面白い経験ができる。
 ノン・フィクションライターの大泉実成明晰夢を体験することで、悪夢を見る回数が減少したと書いている。
 

夢を操る―マレー・セノイ族に会いに行く (講談社文庫)

夢を操る―マレー・セノイ族に会いに行く (講談社文庫)