母を看取る

午後は、亡くなった方の部屋のお掃除をしました。これから、寒さが厳しくなると、高齢の方、ご病気の方は、亡くなります。家族が、24時間365日側にいれば、緊急のときは病院でなくなりますが、国も在宅での見取りを奨励しています。
私が、学生のときまでは、家で出産し、畳の上で死ぬのは、あたりまえのことでした。
今は、時代がちがいます。
生れてくるときはどうでしょうか。
非常に高額な出産の費用。検診も含めて60,70万かかり、国からの補助は45万でます。
さて、死んでいくときは。
病院の入院費は、一日、15万円(保険の負担が、国7割、本人3割)です。病床がある診療所の場合7万6千円ぐらいですか。家でなくなれば、お金はかかりません。往診料プラス、在宅看取り加算、200点(1点は100円)なので、2万円、東京都の場合。
死という、人生最大のイベントにも、ものすごい、金額差がありますね。こんなことを言うのは、不金心ですが‥。

独り暮らしの高齢者(中年の傷病者の場合も)死ぬのは、根も葉もな言い方ですが、、愛がないからです。

家族に愛されて、見守られていれば、よほど瀕死の状態でなければ、死にません。暑くなったり、寒くなったりで、脳梗塞を起したり、餓死したり、肺炎を起し、痰がつまったり、そうやって一人身の人はなくなっていきます。

家族は大切ですね。認知症になり、家族は世話をせず、アパートの大家は、部屋が台無しになったとカンカンにおこる。こんな、なさけないことが、あなたの身の周り、日本中でおきているのですから、豊かさをもとめる人間は愚かな生きもののように思います。